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iPhoneなどiOSオペレーティングシステムを搭載するデバイスでは、システムの向上や新機能の追加などが目的のアップデートが定期的に利用できます。ワンクリックだけでアップデートを開始させますが、iPhoneがアップデートに関するすべての準備が備わるまで検証する段階も設けられています。
通常検証は数分で済みますが、画面上の「アップデートを検証中」が長い時間が経っても終わらない場合はどうすればいいですか?この記事では、「アップデートを検証中」が表示する時間の目安から、検証が終わらない場合の解決策までご紹介します。
通常iPhoneに「アップデートを検証中」と表示される時間はどのくらい?
iPhoneのアップデート概要画面で、「アップデートを確認」をクリックすると、「アップデートを確認中」または「アップデートを検証中」が表示されます。通常、安定したネットワーク環境または十分なiPhoneストレージを確保済みの場合、アップデートの検証が10分程度で終わり、正式にアップデートに進めます。
ただし、もしアップデートに必要な要件が備わっていない場合、デバイスに不具合が起きた場合は、検証にはこれ以上の時間がかかります。1時間以上を超えても「アップデートを検証中」が消えない場合は異常状況と扱えます。iPhoneの「アップデートを検証中」が終わらない時は、これから紹介する対策を参考にして問題を解消してください。
「アップデートを検証中」が終わらない対策
対策1、iPhoneを再起動
「アップデートを検証中」が終わらない場合、普通にはiPhoneを再起動することで問題が解決できます。iPhoneを再起動する手順は機種によって異なりますので、以下の説明に従って操作してください。
- iPhone 6 とそれ以前のモデル: アップルロゴが表示されるまで電源ボタンとホームボタンを同時に長押しします。
- iPhone 7シリーズ: 電源ボタンと音量を下げるボタンを同時に長押しします。
- iPhone 8とそれ以降のモデル: 音量を上げるボタンと音量を下げるボタンを押してからすぐに離します。次に、電源ボタンを長押しします。
対策2、安定している通信状況を確認
また、iPhoneを正常にアップデートするには、安定しているネットワーク環境が必要です。信号が弱いWi-Fiにつながっているのは、「アップデートを検証中」が終わらない原因となることがあります。
解決策として、安定している通信状況であるかどうかを確認することです。まず、Wi-Fiの信号の強さを見直しましょう。必要であれば、設定でネットワークをリセットしてもう一度Wi-Fiに接続する方法もあります。以下は、その具体的な手順を紹介しましょう。
ステップ1.設定アプリで、「一般」→「リセット」の順を選択します。(iOS 15以降の場合は「リセット」を選択する前に「転送またはiPhoneのリセット」を選択します)
ステップ2.表示されたオプションから「ネットワーク設定をリセット」を選択します。
ステップ3.iPhoneのパスワードを入力して「完了」をタップします。
ステップ4.再度「ネットワーク設定をリセット」を選択します。
対策3、アップデートを終了
「アップデートを検証中」がなかなか終わらないもうひとつの解決策は、アプリを閉じることでアップデートを強制終了する方法です。この方法を利用すると、次のように簡単に操作できます。
ステップ1.iPhone X以前の機種はホームボタンをダブルクリックして、iPhone X以降の機種は画面の下部から上にスワイプして中央で止めて画面切り替え機能に入ります。
ステップ2.リストから設定アプリを閉じて、アップデートを強制終了します。
対策4、ストレージの空き容量を確認
前述のように、iPhoneを正常にアップデートするには、アップデートファイルをダウンロードするためストレージに十分な空き容量が残っていることが必要です。ネットワーク環境が安定で「アップデートを検証中」が終わらない場合は、以下に紹介する手順でストレージの空き容量も合わせて確認しましょう。場合によっては、アップデートを再開するまでに不要なデータを削除する必要もあります。
ステップ1.設定アプリで、「一般」→「iPhoneストレージ」の順を選択します。
ステップ2.次の画面の上部に、iPhoneのストレージ空き容量が表示されます。
対策5、パソコンでiTunesを利用
iPhoneで「アップデートを検証中」が終わらない時に、パソコンを使ってiTunes 経由でiPhoneをアップデートできます。ここではWindowsパソコンでiTunesを利用する方法と、MacパソコンでFinderを利用する方法を分けて説明します。
WindowsパソコンでiTunesを利用する場合
ステップ1.iTunesを開き、iPhoneをケーブルでパソコンに接続します。
ステップ2.iTunesでアップデートしたいiPhoneをクリックします。
ステップ3.左側のメニューで「概要」をクリックし、「更新プログラムを確認」を選択します。
ステップ4.更新可能なプログラムがある場合、「アップデート」をクリックします。パスワード入力画面が表示された場合は、パスワードを入力します。
MacパソコンでFinderを利用する場合
ステップ1.macOS Catalina 10.15以降を搭載したMacで、Finderを開きます。iPhoneをケーブルでパソコンに接続します。
ステップ2.Finder左側のメニューで対象のiPhoneを選択します。
ステップ3.「一般」を選択し、「アップデートを確認」をクリックします。
ステップ4.次に「ダウンロードしてアップデート」をクリックし、画面に表示される指示に従ってアップデートします。パスワード入力画面が表示された場合は、パスワードを入力します。
対策6、Passvers iOSシステム修復でiPhoneの不具合を解消
以上で紹介した解決策を使っても、「アップデートを検証中」が終わらない問題が解決できない場合は、デバイスに不具合が生じたことを想定できます。不具合が発生した原因を素早く発見し、即時解決するには、専用ツール「Passvers iOSシステム修復」の利用がおすすめです。本ソフトを利用すると、iPhoneのアップデートが止まる、アップデート失敗、リンゴループ、画面のフリーズなど50種類の不具合を解決できます。
ソフトは、MacとWindowsの両方のパソコンで利用可能で、最新のiPhone 14と最新のiOS 16には対応済みです。ソフトには、3つの修復モードが搭載され、更にデータをリセットする必要がない無料利用可能なモードもあります。それでは、Passvers iOSシステム修復でiPhoneの不具合を解消する具体的な手順を紹介しましょう。
ステップ1.ソフトを起動して、修復したいiPhoneをパソコンに接続します。ソフト画面上の「その他のツール」をクリックして、「iOS システム復旧」を選択します。次の画面で「スタート」ボタンをクリックします。
ステップ2.次に、ご自身の需要に応じて、修復モードを選択します。標準モードでは、データを失わずに修復できます。高級モードでは修復できる範囲がさらに広いが、データがすべてリセットされます。
ステップ3.デバイスの故障が検出されたら、「確認」をクリックすると次に進めます。iPhoneのファームウェア情報が表示され、「修復」をクリックするとファームウェアパッケージのダウンロードと、iPhoneの修復が開始します。
ステップ4.次の画面が表示されたら、iPhoneの修復が完了します。これでiPhoneの不具合を解消し、正常にアップデートできるようになります。
まとめ
以上は、iPhoneを更新する前、「アップデートを検証中」が表示する目安の時間と、「アップデートを検証中」が終わらない場合にいくつかの解決策を紹介しました。「アップデートを検証中」が終わらないのは様々な原因が想定できますが、まずはアップデートにとってネットワーク環境とストレージ容量を確認してください。
また、問題を解決する究極な方法として、専用の修復ツール「Passvers iOSシステム修復」の利用がおすすめします。iPhoneの不具合を自動的に検出し、簡単な数ステップだけで即時解消できます。無料でiPhoneを修復できるフリーモードも用意されていますので、まずはソフトをダウンロードして体験してみてください。